金融庁、FX取引でレバレッジ規制 1日から

| | トラックバック(0)
 金融庁は1日、外国為替証拠金(FX)取引で、顧客が預けたお金の何倍の取引まで認めるかを示す「証拠金倍率」(レバレッジ)に規制を導入する。レバレッジの上限は50倍になる。投資家の保護を狙った段階的な規制強化の一環。金融庁は2011年8月には証拠金倍率の上限を25倍にする予定だ。  FX取引は手持ち資金の数十倍以上の規模で外貨を取引できることなどから個人投資家の間で人気を集めた。ただ高倍率取引で巨額の損失を抱える個人投資家も相次ぎ、社会問題になった経緯がある。  現時点でほとんどのFX業者は規制への対応を終えたとみられる。業者の多くは規制強化によって「取引の健全性が高まる」としているが、投資商品としての魅力低下や取引金額の減少を懸念する業者もいる。
FX:トラブル多発で規制 8/1から、証拠金上限50倍 外国為替証拠金取引(FX)について、少ない証拠金で高額を取引できる「証拠金倍率(レバレッジ)」に、1日から上限50倍の規制が導入される。個人が巨額損失を被るケースなどが目立っていたため。中小業者の廃業が増えるとの見方がある一方で、株式市場の低迷に頭を抱える証券大手各社は、取引手数料の値下げで顧客の囲い込みに乗り出している。  FXは98年に解禁され、急成長。少額の証拠金で600倍もの為替取引ができる業者なども台頭した。だが、その陰で、巨額損失のほか、悪質業者が証拠金をだまし取る行為などで社会問題化。金融庁は05年にFX業者の規制・監督を強化。今年2月には証拠金を信託銀行に預託することなどを義務付けた。8月1日から50倍に規制されるレバレッジの上限は、来年8月には25倍に引き下げられる。  一連の規制強化で数百社あったFX業者は100社前後に激減。個人投資家の多くが透明性が高く、税制優遇も受けられる東京金融取引所のFX市場「くりっく365」へ移行するとみられている。  大和証券は昨年11月、証券大手で初めて「くりっく365」に参加。今年2月には、取引単位当たりの手数料を期間限定で168円から52円に値下げするキャンペーンを展開。その後、29円にまで下げた。野村証券も8月末から「くりっく365」に参加。手数料も1カ月間、150円から25円に引き下げる方針だ。これに対して、大和は8月から通常料金に戻す方針を取りやめ、野村と同じ25円に値下げする。

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 金融庁、FX取引でレバレッジ規制 1日から

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.hikaku-professional.com/fx/mt/mt-tb.cgi/29

Ads by Fx

© 比較プロフェッショナル All Rights Reserved.