サッカー九州リーグの沖縄かりゆしＦＣは１日、那覇市内で会見を開き、外国為替取引の外為どっとコム（本社・東京都）とメーンスポンサー契約を結んだと発表した。かりゆしＦＣは昨年１１月、球団の借り入れ返済のために２月から選手への給与支払いができない状態となることを選手に通知していたが、新スポンサーとの契約が整ったことでこの問題は解消された。 　このほか、情報関連産業のインデックス沖縄（本社・浦添市）がスポンサーに付いた。契約期間は１日から１年間。 　かりゆしＦＣは同時に２００８年度の活動方針を発表。４月の九州リーグ開幕に向けて日本フットボールリーグ（ＪＦＬ）の選手ら７人と新たに契約。Ｊリーグ選手の獲得を目指して交渉を進めていることなど、戦力補強を図っていることを明らかにした。 　與那嶺茂代表取締役社長兼ＧＭは「選手によるサッカースクールの開催など地域に根差したクラブとなり、ＪＦＬ昇格を目指してより一丸となって頑張っていく」とあいさつ。仲本洋監督は「昨季は１８人で戦い、人数的に厳しい部分もあった。今季は２５人をそろえ、九州リーグ、天皇杯県予選、全国社会人の三つの戦いを勝ち抜いていきたい」と抱負を述べた。 　また、現在のチーム名が特定企業のみで運営しているとの誤解を生むとして来年４月からチーム名を変更。近く県民から公募するという。 　外為どっとコムは名護市の金融特区などに支店を置く。会見に同席した同社の竹内淳常務取締役は「従業員の約半数が県出身で業績にも貢献しており、何とか恩返しがしたいと考えていた」とし、来季以降の支援にも前向きな姿勢を示した。

引用：琉球新報