外貨預金よりも有利? FXの魅力とは

| | トラックバック(0)
外国為替取引の“定番”としてすっかり定着したFX。買った通貨の値が上がれば為替差益が得られるだけでなく、高金利通貨を買えば日本の預金金利を上回る“金利収入”も期待できる点などが人気の理由だ。でも、「『FX』という名前からして何となくとっつきにくいし、取引方法もわかりにくそう」と敬遠していた人も多いのでは? そこで、いまさら聞けない「FXの魅力」について、FXの達人として多数の著書を手掛けた山根亜希子さんと、岡三オンライン証券の藤江信哉・常務取締役(写真、右)にわかりやすく伝授してもらった。(2月22日から5回連載=隔週金曜日)

++++++++++++++++++++++++

——個人投資家の間で、新たな投資手段としてFXが脚光を浴びています。人気の秘密は何でしょうか?

山根:まず、比較的少ない投資額で始められる点が大きな魅力のひとつですね。わたしは2003年にFXを始めたのですが、初期投資額は30万円でした。国内の大型株を買うと1銘柄でも最低数十万円はかかります。FXのほうが“資金の壁”は低いと思います。

藤江:しかも、少ない投資額で大きな投資ができるのがFXの特徴です。外貨預金と比較すると、その違いがよくわかります。1米ドル=100円のときに1万米ドルを外貨預金するには100万円を用意しなければなりません(手数料などを除く)。しかし、FXなら運用可能な資金が30万円や50万円しかなくても、1万米ドルを買う取引ができます。FXは一定の 証拠金 を入れれば、その何倍もの取引ができる レバレッジ 取引だからです。

山根:手数料も外貨預金に比べると安いですね。一般に米ドル預金をする場合、1米ドル当たり1円の両替手数料がかかりますが、FXのドル/円取引なら0〜10銭(業者によって異なる)前後ですから。

藤江: そのうえ、米ドル預金の両替レートは毎日1回、午前10時ごろに各銀行が決めたレートで固定(1日に何回か変更する場合もあります)されてしまいますが、FXは 外国為替市場 でリアルタイムに提示される交換レートに沿って取引ができます。為替相場は1日の間にも大きく動くことがありますが、FXならより有利なレートで外貨を買ったり、売ったりできるわけです。

山根: そう、外貨を買うだけでなく、売る取引ができるのもFXの魅力ですね。外貨預金の場合、外貨を買う(円を売る)取引しかできませんから、預けた後に金利収入を上回る円高が進めば、円建ての預金残高はどんどん目減りしてしまいます。その点、FXなら外貨を売って(円を買って)円高になったら買い戻す方法で利益を上げることもできます。つまり先々の相場が円高になろうと、円安になろうと利益を得るチャンスがあるわけです。

藤江:1米ドル=100円のときに、1万米ドルを買った場合と、売った場合で説明するとわかりやすいですね。買った場合、円安(ドル高)が進めば進むほど利益が増えます。1円の円安につき1万円、10円の円安なら10万円の利益が乗る計算です。逆にドルを売った場合は、1円の円高(ドル安)につき1万円の利益が乗ります(=表)。ただし、そのままでは含み益にすぎません。FXで利益を得るには、必ず反対売買をする必要があります。外貨を買った場合は円安になったところで売り、売った場合は円高になったところで買い戻す 反対売買 によって利益が確定されます。確定した利益は証拠金に上乗せされ( 差金決済 )、証拠金が大きくなればなるほど、より大きな取引が可能となります。

引用:外貨預金よりも有利? FXの魅力とは(サーチナ・中国情報局) - Yahoo!ニュース

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 外貨預金よりも有利? FXの魅力とは

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.hikaku-professional.com/fx/mt/mt-tb.cgi/10

Ads by Fx

© 比較プロフェッショナル All Rights Reserved.